2021-12-24 とくべつな友だち、ものとものをつくること
15:40
子どもの頃の自分を思い返すと、天真爛漫に見えて心の中には迷いがいっぱいだった。体のどこかにもやもやとした暗い影を感じていて、それがなんだか分からないから死のことや自分の中の邪悪さを突き止めようと思い詰めたりしていた。無邪気で根の明るいところと、自分を暗闇のどこまでも深く追い詰めてゆくようなところ、その両極を感じながらもニコニコ楽しく過ごしてもいて、そんな風に内側を隠して生きていける自分が空恐ろしいと感じて胸苦しかった。
友人に対してはまっすぐ嘘なくいたかったけれど、自分というものがふらふら覚束なかったから、不自然にみえていたのではないかと何となく考えていた。
つい最近、小学生の時にほんの1年だけ仲の良かった友だちと再び繋がった。彼女のことがすごく好きだった。大人になっても時々思い出すくらいに心を許した友だちだった。1年しか一緒にいなかったとは信じられないくらい。
私は彼女にどう思われていたのか全く知らなかった。とっくに私のことは記憶の彼方かもしれないと思っていたのだけど、再会した時に、あなたは今までの人生の中で1番心強くて大好きな友だちだったと言ってくれた。一緒に遊んだ時間は魔法みたいに楽しかった、と。
思いがけないことで胸がいっぱいになる。
ずっと会いたいと思いながらも、その行動をとらなかったことを小さく悔やむ。
14:57
午前中はブローチの発送手続き。今日は午前中で郵便局が閉まってしまうので、午後以降の注文は月曜に発送する。メモ。
クリスマスに間に合うように作りたかったブローチが日常の仕事がおして間に合わなかったのがちょっと残念ではあったけれど、それでもこうして注文をしてくださる方がいて嬉しい。
私にとってはSの作るものやものづくりの姿勢が、自分の根を確かにすることの助けになったようなところがある👉以前にこちらに書いた Sのあり方は、今の時代とは逆行しているようなところがあるけれど、実直で、長く力強く隣で寄り添ってくれるようなものを作っていると思う。アクセサリーもそうだけれど、音楽や舞台や日常の道具も。
そういうものがなくなってほしくないので、私はしつこく、そういうものを良いと言っていきたい。